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『シーラという子』

突然ですが、トリイ・ヘイデンという著者をご存知でしょうか。
シーラという子』というノンフィクション小説を書いた方です。
実は今日、これとその続編に当たる『タイガーと呼ばれた子』の2冊を読んでみたのですが、
これが「もっと早くにこの本に出会いたかった」と思わせる程の名作でした。

軽くあらすじだけご紹介。
この小説は幼い頃から性的虐待を受けていた6歳の少女・シーラと、
情緒障害児教室の教師をしていた著者・トリイ=ヘイデンとの出会いから始まります。
服も体を洗えず、寝小便で濡れた服もそのままにしていた故に激臭をまとう彼女は、
同時に周囲の全てを敵だと信じる、ある意味で野生児も同然でした。
しかし時間が経つにつれ見えてくる、シーラ天性の知性と、年齢にそぐわない人生観、
そして時折見せる少女特有の――本来あるべくしてある――無邪気さは、
トリイ先生に強い興味を抱かせ、やがて魅了されていきます。
そしてシーラもまた、トリイ先生に対して心を開いていくのです。


あまり泣かない性格で、それこそ戦争映画を見ても(感動はしても)涙は流さない私ですが、
この小説は読んでる最中から、自然と涙が流れ出たのです。
『感動した』とか、『虐待ってひどい』とか、『悲しかった』とか、
そんな一言では表現しきれないものがあります。
図書館にも置いてあるところはあると思われますので、
お時間のある方は、是非とも目を通して欲しい作品です。


…で、恒例、最後の一枚は今回お休みです。・゜・(ノ∀`)・゜・。

テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

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非公開コメント

ふむ・・・秋雨さんをも泣かせた名作ですね!(

いつかその本に出会ったら読んでみることにします( ´ω`)
勿論泣いても大丈夫なように誰もいないところで読むことに((

読んだことがあります。12歳の時に(・・・。)
当時の私には衝撃が強く、読んだ後何日も情景を思い浮かべてしまって、頭から離れなかったほどでした。

シーラ以外の子をメインにした作品もありますけど、やっぱり「シーラという子」が一番重いですね。
しかもこの作品で本名を出されてしまったが故に、彼女は辛い思いをしたようで・・・。

>御守 さん
やや古めの本ですので、古本屋にもあるとは思います。
機会があれば是非読んでみてくださいヽ(´ー`)ノ
>>誰もいないところで
読み終わったりしたら、他の人にも薦めてあげて下さい+:。(´ω`*)゚.+:。

>Amaldine さん
いくつかその後もトリイ先生の本は出されましたが、
メンタルに直接響くのはこの『シーラという子』だと思います。
本名を出してしまったのは先生のミスとも言えるでしょうが、
それによってこの本が色あせるということはありません。
やはりこの本は名作です。うんうん。
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秋雨ルウ

Author:秋雨ルウ
エロいロリを描く人です。Twitterでは散々凍結されてます。
当ブログはリンクフリーだけど、お子様は駄目。

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