ルウの戯言

朝から雨でした。そう、もはやトラウマでしかない、冷たい雨が降っていました。
「こいつは臭ぇーーーっ！ずぶ濡れの気配がプンプンするぜっーーー！」
とジョジョも真っ青な程、豪雨ギリギリな降水です。
しかし早く出なければ間違いなく遅刻という時間。迷ってる暇はありません。
カバン全体をビニール袋で覆い、カッパを着用。
何だか色々忘れている気はしていたのですが、その時は最早迷うのも惜しかったのです。

悲劇は走行中に起こってしまったのです。
走り出してから十数分。なんだか首元が冷たいのです。



ま、まさか！？
そう、カッパの首の辺りから雨水が浸入しはじめたのです。
既に首根っこ辺りはずぶ濡れな感じがします。これはまずい。
信号に度々ひっかかりながらも、なるべくバイクを飛ばすこと数十分。

無事目的地に着いた時には既に靴は完全にぐちゃぐちゃでした。
さらにここにきてタオルを忘れたことに気付く。
ここで２度愕然としてる私ですが、大事な作業が残ってます。
そう、カッパを脱がねばならないのです。

相変わらず首元は冷たいですが、そこから下は冷たくありません。
冷たい感触があまりないってことは、
もしかしたらあまり濡れてないのかもしれない！？
なんてささやかな期待感を持ちながら、屋根の下で脱いでみました。


スルリ―――。

テーマ : 絵日記
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